第23回国民文化祭・いばらき2008 −筑波峯と万葉文化フェスティバル− 割り箸からのメッセージ





日頃、いけばなという花のいのちを自然から切りとる行為
をしている僕にとって、自然に対する感謝の想いをどう表し、
どう返していくかということは、いけることと同様に
大切なことです。それは植林であったり、街の緑化であったりと色々でしょう。

今回このアースワーク土舞台では、自然に対する恩返しを
少しでも実現すべく、私達にとって身近な存在である樹木・
割り箸を使って、まずは環境問題を考えるきっかけになれば!
という想いを込め、会場のゲートを創りました。
お祭りのシンボルでもある筑波山をモチーフにたてられた
2本の柱は、わずか3ヶ月ばかりで市内から集められた、
5万本を超す使用済み割り箸です。

またこの作品は、市内施設の障害を持った方々の協力によって
成り立っているということも、心にとめて観て頂ければ幸いです。
出会いによってうまれたこの作品を通して、
より多くのメッセージが沢山の人の心に届くことを願っています。





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